先日、別のそろばん教室に通うママ友から、こんな言葉が。
「今月検定日だから、気合い入れないと〜!」
え、待って。うち、毎月検定あるけど?
そういえば…以前、オンラインそろばんスクール「まなぶてらす
」の先生に相談したとき、
「そろばんの協会って2種類あって、中身がけっこう違うんですよ」
って話を聞いてたけど、あのとき聞いた話、これのことだったのか!
と、今回のママ友との会話でやっと繋がりました。
気になって調べてみたら、
そろばんの検定って団体がいくつもあって、
頻度も難易度もぜんぜん違う
ということがわかってきて。あと一番びっくりしたのが、これ。
全珠連(ぜんしゅれん)の2段 ≒ 日珠連(にっしゅれん)の1級
つまり、同じ「3級」という名前でも、
団体によって難易度がまったく違うらしいんです。
…私、ママ友に「うちの子、3級とったんだ〜!」って
ちょっと自慢げに話してたんですが、
もしかして相手の子は難しい方の3級だったかも?
と気づいて、少し恥ずかしい気持ちになりました笑
そこで今回は、そろばんの検定の正式名称と、団体ごとの違いをまとめてみました。
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そもそも「そろばん検定」って何種類あるの?
そろばんの検定は、実は一つではありません。
複数の団体がそれぞれ独自の検定を実施していて、名前も内容も微妙に違います。
①日商珠算検定
正式名称:日本商工会議所主催 珠算能力検定試験
通称:日商・日商検定
②日珠連検定
正式名称:一般社団法人 日本珠算連盟 主催 珠算能力検定試験
通称:日珠連(にっしゅれん)
③全珠連検定【うちの子はココ】
正式名称:公益社団法人 全国珠算教育連盟主催 珠算検定
通称:全珠連(ぜんしゅれん)
①「日商」と②「日珠連」、名前が似ていてどっちがどっち?と思いますよね。
実はこの2つ、別の組織なのに密接に関わっているらしい。
日商(日本商工会議所)が主催する珠算検定は1〜3級のみで、
その運営を担っているのが日珠連(日本珠算連盟)。
準1〜準3級や7〜10級などは日珠連が独自に主催しているそうです。
つまりこういうイメージ↓
日商 = 看板(主催者名)
日珠連 = 実際に動かしている団体
そろばん検定①日商珠算検定(日珠連)の正式名称と特徴
日珠連は昭和28年に設立された団体で、
日本商工会議所による珠算事業への協力や、
珠算に関する研究・普及活動を目的としています。
試験内容: 見取算・かけ算・わり算の3種目
受験頻度: 年3回(約4ヶ月に1回)
受験場所: 全国の商工会議所(3級以上)/所属教室(4級以下が多い)
合格基準: 3種目の合計点で判定(総合点方式)
社会的知名度: 高い。履歴書への記載もしやすい
よく「日商=知名度高い、履歴書有利」と書いてありますが…
全珠連でも履歴書に書けるし、
日珠連・全珠連の違いとか
私含め、そろばん習わせてるママ友さん(自分が習っていたママ友さんも)
誰ひとりとその違いを知ってる人いなかったので…
履歴書提出する際に日珠連・全珠連の違いがわかる人ってどれだけいるんでしょうか?
そろばん検定②全珠連検定の正式名称と特徴
全珠連も昭和28年に設立。各地に分散していた珠算団体が一致団結して珠算教育を発展させるという理念のもとで生まれた団体です。全珠連の大きな特徴のひとつが、後援に文部科学省がついていること。
そろばん検定の賞状にもしっかり「文部科学省」の文字が。
📷【賞状の写真】
日珠連が「商工会議所=ビジネス・就職寄り」だとしたら、
全珠連は「文科省=教育寄り」という感じ。
試験内容: 見取算・かけ算・わり算の3種目+選択種目(準3級以上)
受験頻度: 4〜15級は毎月/準3級以上は年6回(1・3・5・7・9・11月)
受験場所: 所属教室や連盟指定の会場
合格基準: 全種目それぞれで合格点をクリアする必要あり(全科目クリア方式)
後援: 文部科学省
子どもの教育目的がメインなので、
子どもに「そろばんを楽しみながら、ステップアップしてほしい」
というのが検定試験の設計にもそのまま表れていて、
級の数が日珠連より多く、ひとつひとつのステップがゆるやかなのが特徴。
「次の級まで遠すぎて挫折…」ということになりにくい仕組みになっています。
また、県大会や七夕コンテストなど競技大会の機会も多く、
検定だけでなく「誰かと競う楽しさ」でモチベーションを保ちやすいのも全珠連ならではだと感じています。
そろばん検定(珠算)日珠連と全珠連を比較
| 日商(日珠連) | 全珠連 | |
|---|---|---|
| 正式名称 | 日本商工会議所主催 珠算能力検定試験 |
全国珠算教育連盟主催 珠算検定 |
| 後援 | 日本商工会議所 | 文部科学省 |
| 試験の目的 | 実用的な計算力を 速さで測る |
楽しみながら 幅広く育てる |
| 試験種目 | 3種目のみ | 3種目+選択種目 (準3級以上) |
| 合格基準 | 合計点で判定 (総合点方式) |
全種目クリア必須 (全科目方式) |
| 受験頻度 | 年3回 | 毎月〜年6回 |
| 受験場所 | 商工会議所・所属教室 | 所属教室・連盟指定会場 |
| 難易度 | 高い | やや易しい (ステップがゆるやか) |
| 社会的知名度 | 高い(就職・履歴書向き) | 教育分野で高い |
| こんな子に向いてる | 実用重視・資格として使いたい | 楽しく続けたい・競技会も出たい |
※履歴書に書けるのはどちらも3級から
そろばん検定(珠算)違い①難易度が違う!?
今回一番驚いたポイントは
同じ「そろばん3級」でも、協会によって難易度がまったく違う!ということ。
公式な換算表はないものの、受験経験者や指導者の間では
「日珠連の1級は全珠連の2段相当」と言われることが多いらしいです。
私が「娘がそろばん3級とったよ〜!」と自慢げに話していたのが
恥ずかしくなった理由、わかっていただけますか…笑
そろばん検定(珠算)違い②合格基準(種目)
じゃあ、かんたんに「そろばん3級」が取れる全珠連の方がいいかも!
と思いますよね?でもそれが一概に「全珠連の方がカンタン!」とも言えないんです。その理由は、そろばん検定(珠算)の足切り点の存在と、種目数の違いです。
日珠連(1〜3級)
300点満点
240点以上(8割)で合格
みとり算 100点
かけ算 100点
わり算 100点
全珠連(準3級〜1級)
150点満点×5種目
各種目100点以上で合格
みとり算・かけ算・わり算
+選択2種目(伝票・暗算・応用計算)
| 日珠連(日商) | 全珠連 | |
|---|---|---|
| 試験種目数 | 全級3種目のみ みとり算・かけ算・わり算 |
4〜8級:3種目 (日珠連と同じ) 準3級以上:5種目 (選択2種目が追加) |
| 満点 | 300点 (3種目 各100点) |
150点×種目数 (種目ごとに判定) |
| 合格点 | 240点以上 (合計の8割) |
各種目100点以上 (全種目クリア必須) |
| 判定方式 | 合計点で判定 | 種目別に判定 |
| 苦手種目があったら | 得意種目で カバーできる |
1種目でも基準を 下回ると不合格 |
| 制限時間 | 30分(3種目まとめて) どこから解いてもOK |
原則1種目7分 ただし暗算3分・応用計算10分 |
日珠連のイメージ
「速さ」で測る検定。
得意でカバーできる分、合格点は高め。
全珠連のイメージ
「幅広さ」で育てる検定。
まんべんなくできることが求められる。
※公式サイト(日本珠算連盟・全国珠算教育連盟)をもとに作成
全珠連は日珠連と同じ4級までは見取(みとり)算、乗算(かけ算)、除算(わり算)の3種目なのですが、
準3級以上になると5種目(伝票算 暗算 応用計算から2種目選択)となるので、単純に勉強内容が増えます。
また、日珠連の場合は3種目の合計点数で全体の8割とれていれば合格できるので、得意種目でカバーできます。
でも、全珠連の場合は、各種目ごとに足切り(約7割)があり、
どの種目もまんべんなく取る必要があるため、苦手種目がある場合は、そこで立ち止まってしまう可能性も…
ちなみに制限時間も、日珠連の場合は全種目で30分なのでどこから解いてもOKですが、
全珠連の場合は、種目ごとに時間設定されています。
👉【「みとり算・伝票算・暗算って何?そろばん検定の種目をわかりやすく解説」】
そろばん検定(暗算)日珠連と全珠連を比較
ちなみに暗算検定は種目数も3で変わらず、
合格基準が日珠連が8割以上なのに対し全珠連が7割なので
全珠連の方が受かりやすいんではないでしょうか?
日珠連 暗算(1〜6級)
500点満点
400点以上(8割)で合格
みとり暗算・かけ暗算・わり暗算
3種目まとめて12分
全珠連 暗算(1〜6級)
100点満点×3種目
各種目70点以上(7割)で合格
みとり暗算・かけ暗算・わり暗算
1種目3分ずつ
| 日珠連 | 全珠連 | |
|---|---|---|
| 試験種目 | みとり・かけ・わり暗算 選択種目なし |
みとり・かけ・わり暗算 選択種目なし |
| 満点 | 500点 (3種目合計) |
100点×3種目 (種目ごとに判定) |
| 合格点 | 400点以上 (合計の8割) |
各種目70点以上 (全種目クリア必須) |
| 判定方式 | 合計点で判定 | 種目別に判定 |
| 制限時間 | 12分(3種目まとめて) どこから解いてもOK |
1種目3分 種目ごとに時間が区切られる |
珠算検定と違い、暗算検定は両団体とも選択種目がなくシンプルな3種目構成です。主な違いは合格ライン(8割 vs 7割)と制限時間の方式のみです。
※公式サイト(日本珠算連盟・全国珠算教育連盟)をもとに作成
どっちのそろばん検定がいい?
通常「そろばん教室」が日珠連か全珠連のどちらかの協会に所属していることがほとんど。ふだから、ひとつのそろばん教室でうけられる検定はどちらか1つです。
「じゃあ結局、どっちのそろばん検定がいいの?」と思ったママさんへ。
履歴書に書けるのは、どちらも3級から。この点は同じです。
なので、個人的には一番気軽に受けられる方、
自分の子どもにあう方を選ぶのが正解だと思っています。
そろばん検定(全珠連)が向いている子
うちの子の通っている全珠連のそろばん検定は
4級〜15級なら毎月検定を受けられます。
※準3級以上は2か月に1回(1・3・5・7・9・11月)。
検定のペースに合わせて学習するサイクルが作りやすいので、
飽き性な子や、県大会・七夕コンテストなど
競技会でモチベーションを保ちながら続けたい子に向いていると感じます。
そろばん3級取得までには数年かかることが多いので、
モチベーションの維持は大事と思います!
私自身、協会の違いを知ったのは最近ですが、
検定頻度の多さとハードルの低さのおかげで、うちの子がここまで続けられたんだな
と今改めて感じています。そろばんを小2の秋にはじめて、2年半たったいま暗算2級に合格できました!(珠算は3級)
そろばん検定(日珠連)が向いている子
一方、日珠連・日商の方が向いているケースもあります。
「級位が上がってくると、日珠連の方が楽になることもあるよ」
実は、日珠連と全珠連の両方を教えている
オンラインそろばんスクール「まなぶてらす
」のまゆみ先生に相談したとき、こんなことを教えてもらいました。
全珠連は準3級から「伝票算・暗算・応用計算」などの選択科目が加わります。
選択科目の「伝票算」や「原価計算」などは小学生低学年だとハードルが高く、
加えて複数科目にまんべんなく時間を割く必要があるので、習い事や部活と両立している子には負担になることも多いそう。
特に最近は「中学受験」のために、そろばんを習う方が多いので、塾などとのかけもちで忙しい子も多いです。
うちの子も少年野球をやりながらそろばんも続けたいと思っているので
日珠連の方が向いているかもしれないよとアドバイスをもらいました。
どっちのそろばん検定がいい?まとめ
- 小さいうちから合格体験をたくさん積ませたい → 全珠連
- 競技会でメンタルや勝負勘を鍛えたい → 全珠連
- 習い事・スポーツと両立しながら効率よく級を上げたい → 日珠連
- そろばん自体のスキルを上げたい→日珠連
「先生に聞きたいけど聞けない」そんなもやもやはまなぶてらすへ
私のようにそろばん教室に通っていても、先生にじっくり相談する時間ってなかなか取れないですよね。
送迎のときにちょっと話せるくらいで。なので、そろばん教室に行っていない方は
「そろばん検定」ましてや「そろばん協会」のことなんて、全然わからないと思うんです。
今回私が参考にしたのが、オンラインそろばんスクールまなぶてらす
の無料体験レッスンとまなぶてらすブログ(現役珠算講師監修)
です。
私自身は、現在近くのそろばん教室に通っていることもあり
とりあえずオンラインレッスンの継続はしなかったのですが、
それでも無料体験の1時間で、2年間知らなかった
「協会が2つある」という事実を含め、いろんな疑問をスッキリ解消してもらえました。
「なんとなく不安」「他の教室と比べてどうなんだろう」みたいなもやもやを抱えたまま…
というママ、私を含め意外と多いんじゃないかと思います。
そういう「先生には聞きにくいけど誰かに聞きたい」というもやもやの解消にも、
まなぶてらすの無料体験は使えました!
日珠連・全珠連の両方に対応した先生が在籍しているので、
「どっちの連盟にしようか迷っている」という段階から相談できるのが助かりました。
リアル教室に通いながらでも相談OK(もちろん両方通うのもOK)なので、気軽に試してみてください。
\無料相談できる「まなぶてらす」/

そろばん(珠算)検定【日商・日珠連・全珠連】協会ごとの違いまとめ
今回わかったことを整理すると、こんな感じです。
- そろばんの検定は大きく日珠連(日商)と全珠連の2種類
- 正式名称が違うだけでなく、頻度・難易度・採点方式・目的がぜんぜん違う
- 同じ「3級」でも団体によってレベルが異なる
- 履歴書に書けるのはどちらも3級からなので、子どもの性格や目標で選んでOK
- 迷ったら両方に対応できる先生に相談するのが一番の近道
試験内容や採点基準のさらに詳しい違いは、こちらの記事で解説しています。
種目の用語(みとり算・伝票算って何?)が気になる方はこちらの記事で。
👉【「みとり算・伝票算・暗算って何?そろばん検定の種目をわかりやすく解説」】


